OKA-SINタッチ≪往路編≫
SFC修行僧と名乗っておきながら、実は、本格的な修行をしたことがないのが実情です。
(それでも、一応、解脱はしておりますので、念の為に・・・)
なので、SFC解脱に向けて、修行僧が避けては通れないと言われている、OKA-SINタッチなるものを、今更ながら体験してみました。
OKA-SINタッチとは
おさらいですが、OKA-SINタッチとは、SFC修行僧が効率よくプレミアムポイントを稼ぐために脈々と受け継がれている、修行ルートになります。
シンガポールの往復に加えて、何故か、その前後に沖縄往復を組み合わせる、一般の方々から見たら、理解しがたい謎の行動をします。
2017年5月某日
滅多にとることのできない3連休が取れたのを機に、家族に白い目で見られながらも人生初のOKA-SINタッチを決行しました。
OKA-SINタッチ全旅程
≪往路≫
① 07:45 羽田 ⇒ 10:25 那覇
② 12:20 那覇 ⇒ 15:00 成田
③ 17:00 成田 ⇒ 23:15 シンガポール
≪復路≫
④ 00:35 シンガポール ⇒ 08:45 成田
⑤ 13:15 羽田 ⇒ 15:55 沖縄
⑥ 20:40 那覇 ⇒ 23:00 羽田
今回の旅程は、価格重視ですべてのシートクラスをエコノミーにしてみました。
その方が、修行を実感できると思ったので、、、、
エコノミークラス『価格重視型』の予約だと、最低滞在日数というものが設定されていて、シンガポール往復の旅程の場合、2日間の滞在がないと帰りの飛行機の予約が取れません。
エコノミークラスでも、『変更可型』という運賃クラスで予約したり、プレミアムエコノミーやビジネスクラスで予約すれば、この最低滞在日数という縛りは受けなくてすみます。
まさに、貧乏修行僧封じと言っても過言ではないでしょう。
シンガポールへの旅は24時間前から始まっている
いよいよ、OKA-SINタッチを明日に備えて、否が応でも気持ちは高揚してくるのですが、その前にひとつやらなければならないことが発生します。
(別に必須ではないですが。。。)
出発の24時間前に、
【ANAより】チェックイン完了のご案内
という件名のメールが届きます。
内容は、下記のようなもので、搭乗についての注意事項等が記載されているのですが
さらっと、大事なことについて書かれていました。
プレミアムエコノミーへのアップグレードに関してです。
SFC会員やダイヤモンド・プラチナメンバーで、エコノミークラスに予約した場合、運賃クラスに関係なく、プレミアムエコノミークラスに追加料金なしでアップグレードできるのです。
追加料金なしでです。
プレミアムエコノミーは、国際線出発の24時間前から変更手続きが可能で、早いもの勝ち。
シンガポールまでの飛行時間は、およそ7時間。
エコノミークラスとプレミアムエコノミークラスでは、その快適さは雲泥の差。
すべての予定をそっちのけで、スマホを片手にその時を待ちます。
いざ、変更手続きを開始すると、、、、
拍子抜けです。
かなりの座席が余っていました。
まあ、それもそうですね。
プレエコとビジネスクラスの運賃に大差がなかったので、お金を払ってのる人は、普通にビジネスクラスを選ぶでしょう。
見事、プレミアムエコノミーシートの最前列・窓側をゲットできました。
1レグ 羽田 ⇒ 那覇
朝7:45発の那覇行きで、いよいよ修行が始まります。
修行とは言うものの、遠足の日の小学生みたいに早起きしてしまい6時前には羽田空港についてしまいました。
空港について行先案内板をみていると、プレミアムクラスに空きがあることが判明。
すぐさま、チェックインカウンターでアップグレードを申込むことができました。
昨日、往きの国際線でプレミアムエコノミーシートに続き、ラッキーです。
ただ、この時に注意が必要なのが、アップグレードポイントを利用してプレミアムクラスに変更した場合、プレミアムポイントの加算はされないという点です。
今回1レグ目は、旅割で予約していたので運賃7のクラス
積算率75%+搭乗ポイント0 = 1476pp
になります。
これがアップグレードすることによって、運賃2の積算率125%に変わります。ただし、搭乗ポイントの400ポイントはつかず、0のままです。
なので、就航距離の50%・984pp獲得できることになります。
アップグレードの料金は、税込み9000円。pp単価で9.1円。まずまずですね。
アップグレード出来て、プレミアムクラスになったから機内食が出るのですが、早起きしたこともあってお腹がすいてしまいました。
ANAラウンジだと食べ物はおつまみスナックしかないので、ここは一度、カードラウンジに立ち寄って、軽食を頂くことに。
その後、ANAラウンジに移動して、出発までゆっくりくつろいでいたのですが、やはり、はやる気持ちを抑えられず、搭乗前からひとりパーティーが催されました。
朝の7時台から、いい感じに酔っぱらって搭乗。
当然、機内食を頂くときにも、スパークリングワインを嗜みました。そして、爆睡zzz
こんな、食って、飲んで、寝て、、、、なんとも修行とは言い難い、ご褒美旅行になってます。
2レグ 那覇 ⇒ 成田
無事に沖縄に到着(当たり前ですが)
着いてすぐに、成田便に搭乗手続き。
ここでも、プレミアムシートが空いていたのでアップグレードすることができました。
ただ、2レグ目は国際航空券(国内区間)なので、積算率100%の運賃4のクラス。
前述した通り、アップグレードした場合、積算率125%しかならず、25%しか増えないことになってしまうので、これに現金で9000円払うのはもったいないと思い、アップグレードポイントで変更しました。
1アップグレードポイントは、1000skyコインに交換できるから、およそ4000円で2時間半の快適な時間を手に入れたことになります。
あれだけ、食って、飲んでしたのですが、せっかく沖縄まで来たのですから、沖縄そばを食べないことには意味がないと思い、空港の端っこにある空港食堂で沖縄そばに舌鼓。
更に、ANAラウンジに移動して、オリオンビールをたらふく頂きました。
朝から、どのくらいのアルコールを体内に注入したのでしょう?
いくら休みだとは言え、ダメ人間全開です。
(ただ、この行き過ぎたアルコール摂取が、後々、大変なことになろうとは、、、、)
ほろ酔い気分で登場して、離陸を待っていたのですが、なかなか出発しません。
こういった時、足元がゆったりしているプレミアムシートは快適ですね。
リクライニングシートを倒して、離陸まで暫し、惰眠をむさぼっておりました。
いい感じで、寝ていたらCAさんにシートを起こすように促され、いよいよ離陸です。
定刻より1時間も遅れているようです。
確か、成田での乗り換え時間は2時間しかなかったはずです。大丈夫なのでしょうか?
一抹の不安がよぎります。
その後、今日、何食目になるかわからない機内食を平らげ、沖縄気分を満喫しようと、またもオリオンビールを数杯飲んでいたら、シートベルト着用サインが点灯。
もう、最終の着陸態勢に入ったのかと思いましたが、機長からのアナウンスで気流の悪いところを通過していて、30分くらい揺れが強くなるとのこと。ただ運航には問題ないという一言を信じ、またも、惰眠をむさぼっていると、、、、
いい具合に、機体が揺れ、今までしっかり体内に注入していたアルコールの類が、一気に体外に出たがっています。
どれくらい寝たのかと時計を見てみると、機長のアナウンスがあってから、まだ5分程しかたっていません。
後25分。。。。絶対に持ちません。
朝っぱらから、調子に乗って何杯も飲んでしまったツケが一気にやってきました。
修行なんて楽勝だよと、タカをくくっていたのがいけなかったのでしょう。
一気に酔いも醒めて、冷や汗が出てきました。
一向に消えないシートベルト着用のサイン、遠のく意識、、、、
もう駄目だと思った瞬間、目の前に座っていた熟練のチーフパーサーらしきCAさんの目があいました。
小さく手を上げ、「お手洗いいっても大丈夫ですか?」と質問したところ、すぐに機長に確認してくれて、特別に離席を許してもらえました。
無事、事なきを得ましたが、シートベルト着用サインは、結局、着陸までずっとつきっぱなしだったので、この歳になって最悪の事態もあったと思うと、ちょっと調子に乗り過ぎました。
およそ1時間遅れで成田に到着、シンガポール往きの出発まで1時間もありません。
3レグ 成田 ⇒ シンガポール
およそ1時間遅れで成田に到着。
飛行機を降りると、地上クルーが急いで乗継が必要な乗客を連呼しています。
自分は、少しだけ余裕があるみたいで呼び出されはしませんでしたが、当初の予定ではラウンジに行ってシャワーを浴びる予定でしたが、それは無理そうな様子です。
しかも、国際線に乗り換えるときの保安検査場で、なぜかSFC会員だからゴールドトラックを利用できたのに、一般の人の列に並んでしまい、気づいた時には抜け出すこともままならず、出発30分前に保安検査場を抜けることになりました。
シャワーどころか、ラウンジに立ち寄ることすらできない状況。
あきらめて、搭乗口に向かおうと思った瞬間、目の前に、ANAラウンジに続くエスカレーターを発見。
取り急ぎ、中に入って、豚骨ラーメンと生ビールを流し込み、搭乗口に向かいました。
最終の乗客組になってしまいましたが、なんとか出発時間内には搭乗することが出来ました。
無事、プレミアムエコノミークラスにアップグレードできたおかげで、足元広々です。
21席あるプレミアムエコノミークラスでしたが、3分の一は空席のまま。
この便には、上級会員はあまり乗っていなかったのでしょうか?
酔いもすっかり醒めてしまったので、到着まで読書や映画鑑賞することに。
当然、出されたものは残さず食べるという家訓を忠実に守り
機内食をはじめ、デザートや軽食まで、勧められるがままに全て完食しました。
往きは全てアップグレード出来て、修行とは程遠いと思っていたのですが、12時間以上もずっと座りっぱなしだとやはりきついですね。
これがエコノミークラスだったらと思うと、本当に修行だなと実感が湧いてきました。
ほとほと、座っているのにも飽きてきたころに、シンガポール・チャンギ空港に到着。
ただ、ここでもトラブル発生。
チャンギ空港内で火災が発生しているらしく、機内待機という指示が出て、結局、飛行機を降りれたのは到着してから30分程してからになりました。
特段、空港は問題ない様子。
これで、朝、家を出てから20時間超の移動が完了しました。
引き続き、復路についても書こうかと思いましたが、あまりにもくだらないことを列挙してしまったので、復路は別の記事にします。